『志郎康さんの印象(Impressions of Mr Shirouyasu)』
(18分/2024年version・初回発表2022年)

構成・撮影・編集:小沢 和史

現代詩人・個人映画作家の #鈴木志郎康 さんへの追悼作品として発表した『志郎康さんの印象』が、この度、東京ドキュメンタリー映画祭 の短編部門に選出されました。
このような貴重な場が存続して息づいていることに深く感謝申し上げます。

<作品解説>
現代詩人で個人映画作家の鈴木志郎康さん(享年87歳)。1945年3月10日、10歳の鈴木少年は東京大空襲で亀戸の生家を焼き出される。それから69年後の冬、空襲の記憶を辿りながら、焼夷弾から逃げ延びた道を共に歩いた。詩人として「極私」という言葉を生み出し、ラディカルな表現論を打ち立て、社会に攻勢的な作品を投げかけ続けた志郎康さん。その表現活動の源流を探る、言葉をつぐむ旅日記。

東京ドキュメンタリー映画祭2024 短編部門
プログラム「“先の戦争”の現在地」
12月3日(火)18:50 / 12月9日(月)10:00
https://tdff-neoneo.com/lineup/lineup-5096/

東京ドキュメンタリー映画祭2024
https://tdff-neoneo.com/


『志郎康さんの印象』予告
(2024年version/本編18分)


『 Impressions of Mr Shirouyasu 』イタリア上映version
(初回発表2022年version/15分/英語字幕付)
※一般公開期間は終了しました。


<作品発表・上映の経緯>
多摩美大の恩師であり、詩人・個人映画作家の鈴木志郎康さんにカメラを向けた映像作品。
初回発表は2022年、多摩美大で開催された志郎康先生の追悼上映会。
「表現」を教えてくれた恩師への追憶として発表しました。

それから2年の時を経て、2024年5月に開催されたイタリア・パルマでの上映のために、英語字幕をつけて上映させて頂きました。

2014年に制作した「この身の持ち越し」(プロデュース・ディレクター/東京大空襲・戦災資料センター所蔵)から亀戸空襲フィールドワークの場面と、晩年のご自宅インタビューで再構成した15分の映像です。

<引用映像作品情報>
タイトル『この身の持ち越し』
 2014年制作/東京大空襲・戦災資料センター所蔵
 出演: 鈴木 志郎康 / 鈴木 麻理
 ディレクター・撮影: 小沢 和史
 制作: 藤田 功一
 協力: 山本 唯人 / 鈴木 野々歩 / ㈱グループ現代
 資料提供: 東京大空襲・戦災資料センター
 色紙提供: 鈴木 余位


“ Impressions of Mr. Shirouyasu ”
First released in 2022 / 15 min / with English subtitles
A video work with a camera on poet and personal filmmaker Shirouyasu SUZUKI.
This 15-minute video is a reconstruction of scenes from our fieldwork on the 1945 Kameido Air Raid from my 2014 video "This Body's Carry-Over" (Owned by The Center of the Tokyo Raids and War Damage) and an interview with him at his home in his later years.
The first presentation was shown at a memorial screening for Mr. Shirouyasu held at Tama Art University in 2022, the year he passed away.
Two years later, English subtitles were added for the screening in Parma, Italy, held in May 2024.

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